今日も先輩が結婚できない

求婚モンスターの26歳と先輩たちの日常。だいたいフィクション。

結婚できない先輩と季節

サエコ先輩とエイミ先輩が好きな季節について話していた。

 

サエコ先輩「う〜ん、私は5月のちょっと暑くなってきたくらいかな〜!!春と夏の間くらい。」

 

エイミ先輩「私は夏が終わって秋っぽくなってきた頃だね。ちょっと涼しくなってきたくらい。」

 

先輩たちにとって好きな季節とは春とか夏とかじゃない。そういう一単語で済ますものじゃない。うつろいゆく木々の色。グラデーションを描く体感温度。そういうのを表してナンボなのが結婚できない女たちの季節。多分平安時代だったら絶世の歌人として爆モテですが、世間話の回答において、オリジナリティとモテはあるポイントから反比例するのです。

 

多分ここで「え〜夏かなあ〜今年はサマソニ行きたいし〜」とか答える女がモテるんだろうな。一緒にフェス行って帰りに鳥貴族なんかで飲んでいい雰囲気になって付き合っちゃうんだろうな。

 

ちなみに私が好きな季節は秋とも冬とも言えない、肌寒さは感じるんだけどまだコートは羽織らなくってもいいかなみたいな秋と冬の中間みたいな晩秋とも言えないような初秋とも言えないような季節ですかね。簡潔に言うと。

 

 今日も先輩が結婚できない。